(味付けアドバイザー魚森ブログvol.27)卵の性質
昨日の料理ライブでゆで卵のテストをしました。
8分、10分、12分を同時に調理して黄身の状態を確認すると8分はトロトロ半熟で10分は半熟で12分は固ゆででした。
目安を知ると料理によって使い分けられるので便利です。
ゆで卵テストレシピ↓
https://cookpad.com/recipe/6740703
卵は黄身も白身もたんぱく質でできていますが固まる温度が違います。
(白身)約60℃で固まり始め約65℃で流動性がなくなり約80℃で完全に固まります。
(黄身)約65℃で固まり始め約70℃で完全に固まります。
黄身が固まり白身が半熟な温泉卵はこの固まる温度の差を利用しています。
65~70℃の間で加熱することにより白身が半熟になるのです。
卵にはこの熱凝固性の他に泡立性(メレンゲなど)や乳化性(マヨネーズ等)の性質があります。
卵の性質を知り、使いこなすことができるとお料理上手に近づけると思います。